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180馬力(生160)

2020年6月1日

 

t-racingデモカーがついに180馬力(生馬力160)に到達しました。

 

昨年末から用意し始めて、試行錯誤を繰り返し試作型が完成しました。しかしここまでハイチューンになると性能を100%引き出すには時間がひつようです。今後楽しみながら熟成させていきます。

 

コストを抑えるために制御はフラッシュエディターのみで行います。現車セッティングは当店の協力会社でもあり信頼のおける㈱CAD(キャドカーズ)に依頼しました。

Fコンisやフルコンを使えばもっと追い込んでセッティングが可能です。

 

このタービンを搭載するには強靭なエンジンが必要です。S07Aはコンロッドが細く、生馬力100くらいからが危険ゾーンになります。

 

当店ではデモカーで実績もある、フリクション製のコンロッド、ピストンを使ったコンプリートエンジンも製作いたします。

 

 

このタービンは百六十式タービンとしてキット販売いたします。(店頭作業のみ)

 

 

こんなに速くなったのだからサーキットでテストしたくなりますよね!

ということで、セントラルサーキットで開催されたKカーミーティングS660トロフィーに参加してきました。

今回は参加台数も非常に少ないためにタービン付き車両(旧規格車両、アルト、カプチーノ、ミラなど)22台が全て同じ枠でのレースになりました。

エスロクとコペンはもともと同じ枠でのレースのために、決勝は二段階スタートとなり、コペン、エスロクはあとからのスタートでした。

t-racingデモカーは予選は22台中、ベストラップ1分34秒390で6番手でした。

コペンとエスロクは後方スタートなので、予選は6番手でしたがスターティンググリッドは18番手です。

 

スタートするころには雨が降り出しウェット路面になってしまいました。

今までと違い桁違いにパワーアップしているので、スタートは駆動系を保護するために控えめに行いました。

雨のレースの1周目は特に前走車の動きに注視します。レースとはいえお互いを尊重し、私は何か起こったときに回避出来る余裕をもって走るように心がけています。

ウェット路面になってしまいましたが、決勝のベストラップは1分37秒台に入り、22台中4番手のタイムを出すことが出来ました。これはただ直線が速いだけでは出せないタイムです。t-racingデモカーのバランス、性能を証明することが出来ました。

レースは他の参加車両がエンジントラブルによりオイルを撒きながら走行したために、ウェットにオイル路面という最悪の状況になり、主催者が危険と判断し赤旗中断になりました。

私もオイルにのってしまい久しぶりにスピンしました。

スピンして2番手走行の車両に抜かれましたが、レースは1周前の状態でカウントされるために形式上はS660トロフィー優勝でした。

動画その2は見たいという方にはURLを送りますのでお問い合わせ下さい。